私は、仕事終わりに同僚の女性であるMさんと待ち合わせて、お茶をしにいく約束になっていた。仕事は午後3時ごろに終わり、私は待ち合わせ場所であった駅の出口付近でMさんを待った。しかし、いくら待っても、Mさんは来なかった。
その後、私は場所を移動して、なぜか自宅付近のバス停でMさんがやってくるのをずっと待っていた。日が暮れてからも、私はバス停の近くに立って、Mさんがバスから降りてくるのを待っていた。待っている間、退屈しのぎにスマホをいじっていたところ、目の前を通った男の子が私に「かっこいい!」と声をかけてきた。私は、そのような声かけをされるのは想定外だったのでかなり動揺したが、少しうれしかった。うれしかったが、結局、Mさんは来なかった。
< 完 >
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