コタツにもぐっていた私は、立ち上がる際にコタツに体をぶつけて、コタツの上に置いてあったインスタントコーヒーが入ったビンを倒してしまった。そのせいで、コタツの上に大量のコーヒーの粉がぶちまけられた。
しかし、大量のインスタントコーヒーがこぼれたせいで、コタツの周辺にはコーヒーの香ばしい香りが広がり、私は「これはこれで、アリなんじゃないか?」と思った。
しかも、私は、「茶葉を畳の上にバラまくと掃除が楽にできる」というのと同じ要領で、「インスタントコーヒーも、バラまくことで掃除が楽になるのではないか?」と妄想し始めた。
< 完 >
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