朝起きると同時に、知人のKさん(女性)からメールがきた。メールの文面は、以下のようなものであった。
「Mくん(Kさんが思いを寄せている男性)から、ドキドキするメールがきたんです☆ 『僕は今、借金地獄ですが、Kさんのために2000万円を用意します。そして、Kさんのご両親にお会いして、Kさんとお付き合いさせていただけるよう、お願いするつもりです』ですって!(*^_^*)」
このメールに対して、私は以下のように返信しようと考えた。
「2000万とは安いですね! もし、私がKさんみたいなステキな人とお付き合いさせていただくんだったら、3000万は用意しますよ!」
しかし、私は出勤時間が迫っていたため、かなり慌てており、うまくメールが打てない。間違えては消し、間違えては消しを繰り返しながら、ようやく打ち終わりかけたその瞬間、ケータイの電源が落ちてモニタが真っ暗になった。同時に起床。
< 完 >
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