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雑記 ~ 金メダル噛みつき市長を見て、ふと思ったこと ~

 いま話題になっているが、名古屋市長が金メダリストから表敬訪問を受けた際に、許可も得ず金メダルにかじりついたとのこと。初めてネットで記事を見たときは、「かじりつくポーズをとったのか?」と思ったが、動画で見たら金メダルにガッツリ噛みついていて、ドン引きした。

 もちろん、市長のこのイカれ腐った行為に対して、ネットを中心に「メダリストの努力の結晶に噛みつくなんて!」・「コロナ禍で唾液をつけるような行為は言語道断!」・「そもそも他人のものを噛むとか非常識!」など、さまざまな声が上がっている。まったくもって、同感である。私は学校で講師をしているわけだが、生徒がスポーツの大会でとってきたメダルや賞状に無断で私が噛みついたりしたら、一発で変態講師とみなされるだろう。私だったら、そんな状況で授業なんてできない。きっと、自分から校長に申し出て退職する

 さて、「噛みつき市長」は、このあとどういう対応をとるのだろうか。まさかとは思うが、「市民のみなさまの信任を受けて市長をさせていてだいているわけですから、任期まで責任を果たして、仕事をまっとうします」とか言うのかな!? 私だったら、同様の事件を起こしたときに「理事長さまや校長先生の信頼を受けて講師をさせていただいているわけですから、年度末まで責任を果たして、授業に全力を尽くします」なんてエグいことは絶対に言えない。変な話、参考にしたいという意味もあって、私は「噛みつき市長」の対応に注目している。

 まぁ、そんなことは置いといて・・・今回、ふと思ったのは「表敬訪問」ということばのことだ。今回の場合、金メダリストが市長を表敬訪問した。もちろん、今までも、しばしば大臣や自治体の長らへの表敬訪問はおこなわれてきた。「噛みつき市長」のエグい所業を見て、「金メダリストへの敬意もクソもないなぁ!」と思ったから気づいたのだが・・・そもそも、なんでメダリストが市長を「表敬訪問」するんだろう? 冷静に考えたら、逆じゃないのか!? 政治的には市長の方が立場は上なんだろうが、スポーツの面ではメダリストの方が圧倒的に上だ。そう考えたら、市長がメダリストに敬意を表して「表敬訪問」するのが筋じゃないのか・・・?

 「政治的な面では上」の市長と「スポーツの面では上」のメダリスト・・・観点が違うわけだから、「どっちが上?」と聞かれるとわからない。でも、私が知るかぎり、いつもメダリストが表敬訪問をしている。もしかして、「とにかく政治家の方が上」という認識ができあがってしまっているのか? そりゃ、つけ上がる政治家が増えるわけだ。政治家のみなさんは、政治以外の面で自分がどれほどのものか、わきまえるべきだろう。

 クソみたいな「噛みつき事件」だったが、大きな学びがあった。われわれ教員の中にも、やたらと上から目線で、とにかくエラそうな人がたくさんいる。だが、大部分の教員は、自分の専門科目以外はほとんどできない。なんなら、専門科目すら怪しい人も多い。今まで、「数Ⅱは教えられるけど、数Ⅲはムリ」とか、「現代文は教えられるけど、古文はムリ」とか、「化学は教えられるけど、生物はムリ」とか、さまざまな教員を見てきた。私だって、世界史は教えられるけど、地理や政治・経済などの知識は中途半端なので、まったく自信がない。教員の多くは、その程度の人間なのだ。

 政治家も教員も、「立場が上」だとみなされがちだが、実際はそれほどでもない。それを自覚しているかどうかによって、政治家は国民への接し方が変わるだろうし、教員は生徒への接し方が変わってくるだろう。とりあえず、今後は(今後も?)「自分は社会科しかできないヘボ人間」という自覚をもって、謙虚に生きていきたい。よかったら、政治家のみなさんも「自分は政治しかできないヘボ人間」という自覚をもって生きてみられたらいかがでしょうか? たぶん、自然と支持者は増えますよ。非常におすすめします。

                       < 完 >

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