いい夢みてる?

夢日記を公開したり、仕事のことを書いたり、思いつくまま気のむくまま

雑記 ~ やっぱりいたか! 「さざれ石警察」 ~

 オリンピックの開会式で、MISIAが堂々と国歌を斉唱した。残念ながら、私はリアルタイムで見逃してしまって、ネットで「圧巻の国歌斉唱!」というような感じの書き込みを見てから、ネットにアップされていたものを見た。「圧巻」だとわかっていて見たのに鳥肌が立ったし、涙が出そうになった。

 「みごとに歌い上げたなぁ・・・」と感心したあと、私は中学校・高校時代の音楽の先生から習ったことを思い出した。ご存知の方も多いだろうが、私が教わったのは以下の内容だ。

「『さざれ石』で一語なんだから、『さざれ』と『石』の間で息継ぎをしてはいけません。『さざれ~い~し~の~』は息継ぎせず、一息で歌いなさい。」

 その先生はそれなりに厳しい先生だったので、卒業式の予行のときに上記の内容を毎年のように言われたし、何度も何度もやり直しをさせられた記憶がある。そのことを思い出して、改めて今回の国歌斉唱を見てみたら、MISIAは「さざれ」と「石」の間でしっかりと息継ぎをしている。ちなみに、たまたまかもしれないが・・・私が今までにテレビで見てきた有名歌手の国歌斉唱では、ほとんどの歌手が息継ぎをしていた。だから、私はMISIAが息継ぎするようすを見ても、「あ、またか」程度にしか思わなかった。

 しかし、さっき、ふと「『さざれ石』の息継ぎのことを気にしている人って、どのくらいいるんだろう?」と気になってネットで調べてみたら・・・私が気づいていなかっただけで、開会式の時点で「そこの息継ぎはまちがってる!」・「そこで息継ぎするなんて幻滅だ!」・「正しい歌い方ができる人に国歌を歌わせるべき!」など、さまざまな書き込みがネットにされていたようだ。通称「さざれ石警察」と呼ばれる人たちらしい。そして、書き込みを見るかぎり、私と同じように「昔、音楽の時間に、息継ぎをしないと習った」という人もまぁまぁいるようだ。

 ここで私が思い出したのは、以前、勤務校の卒業式で起こったできごとである。前述のように、私は「さざれ石」は一息で歌うよう音楽の先生に叩き込まれたので、卒業式の国歌斉唱の際に、ほぼ無意識で「さざれ石」の「れ」の音を長く伸ばした。すると、その場の教員・生徒ら全員が息継ぎをしたのである。そのため、ほんの一瞬ではあるが、静寂の中で私だけが歌っているという状況になってしまった。正しい歌い方をしているはずなのに、ものすごく恥ずかしい思いをした記憶がある。

 おそらく、ネットに書き込みをしている「さざれ石警察」の方々は、「息継ぎをしてはならない!」という強い信念をもっていると思われる。きっと彼らは、自身が歌うときにも息継ぎはしないだろう。たぶん、彼らのほとんどは、私と同様の経験したことがあるにちがいない。ここに、同情の意を示したい。

 最後に、念のために書いておくが・・・私は「さざれ石警察」ではないし、「息継ぎをするのはマチガイだ!」とネットなどで主張するつもりもない。主張したところで、「音楽の専門家でもないのに、何様やねん! 黙っとけハゲ!!」と反発されるのがオチだとわかっているからだ。このテの主張を通すためには、高い専門性や、主張を理解してもらえるだけの影響力と人望が必要だ。なんなら、「黙っとけハゲ!!」と言われないように、髪の毛も必要かもしれない。というわけで・・・私は一生「さざれ石警察」にはなれないということを、ここに堂々と主張する。

                       < 完 >

↓ kindle unlimitedをご利用の方は、無料で読めます! ↓

超個人的 世界史雑談集: ある意味で珍しい話、集めました