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雑記 ~ 10年あれば、学校のレベルはここまで落ちます ~

 先日、たまたま勤務校で模試の成績を見て驚いた。私が見たのは、高3の国語・数学・英語の成績なのだが・・・ことばを失うほど悪かったのだ。国語と数学は40代の前半、英語は49である。

 約10年前、私が今の勤務校に着任したころ、模試の成績はまぁまぁだった。たいていの科目は偏差値50くらいが出ていて、英語の偏差値は58くらいだったと思う。私の勤務校は、そこまで有名な学校ではない。知人らに勤務校の名前を言うと、たいてい「その学校、どこにあるんですか?」と聞かれるような学校だ。それにしては、まずまずの偏差値である。特に、昔から英語には力を入れていたようで、英語の偏差値は特に高かった。

 しかし、年々、模試の偏差値は下がっていった。そして、ついに冒頭で書いた残念な結果になってしまった。うちの学校は、今でも「英語教育には力を入れています!」と外に向けてアピールしているのだが、偏差値49とあっては「英語教育に力は入れていますが、結果はともなっていません!」と言わねばならないだろう。

 こんなふうに生徒たちの学力が落ちてしまったのには、いくつか理由がある。まずは、単純に「力のある先生」が減ったこと。定年をむかえたり、管理職の無能さに愛想を尽かしたりして、この10年で多くの優秀な先生が辞めていったのである。

 先生だけの問題ではない。ハッキリ言って、生徒の質が変わった。私学は、生徒募集がうまくいかなければ潰れてしまう。現状、私の勤務校も含めて、県内のほとんどの私学は定員割れしている。だから、入試の際に「本来だったら絶対に落ちているはずの低学力の生徒」をことごとく合格させている。その結果、おそろしく勉強のできない生徒がゴロゴロいる。当然、そういう生徒たちを無視して授業をすすめるわけにはいかないので、授業のレベルは下がる。非常に残念なことだが、授業のレベルを落としたとて、低学力の生徒はなかなか伸びない。一方で、力のある生徒を伸ばしきることも難しい。学校全体の学力が落ちるのは、当然といえば当然だ。

 私は講師なので、学校の運営に関わることは一切できない。せいぜい、年に2回ある校長面談で意見を言う程度だ。冬の校長面談で、校長に聞いてみようかな? 「模試の偏差値が10年前と比べたらおそろしく下がってますが、校長先生はなぜだと思われますか?」って。

                       < 完 >

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