いい夢みてる?

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雑記 ~ ICT機器を使っても、欠点大量発生です ~

 先日、勤務校の先生がつけた成績に「不正」の疑惑があるという記事を書いた。私はその「不正」を発見してまぁまぁ驚いたのだが、同じ日に、もうひとつの驚きがあった。

 私は何名かの先生が出した成績を眺めていたのだが、偶然、ある先生が1学期の期末テストで多くの欠点者を出しているのを発見してしまった。その授業は12名の生徒が受講しているのだが、そのうち8名が欠点だったのである。

 思えば、自分の高校時代にも、似たようなことがあった。数学の先生で異常に難しい問題を出す先生がいて、東大・京大・阪大レベルの問題を初見で解かされ、ほとんどの生徒が欠点・・・ということがあった。それに、これまでの勤務校を振り返ってみると、数学では欠点の大量発生がしばしば起こっていて、担当の先生が成績をつける際に悩んでいた。そういうわけで、数学であれば、私は理解できる。しかし、私が今回発見した欠点だらけの科目は、物理だったのだ。まぁ、物理にも数学的な要素はあるが、数学ほど複雑ではない。だから、12人のうち8人が欠点というのは、私は理解に苦しむ。

 とにかく、私は欠点まみれの成績を見て唖然としたのだが・・・ふと、あることを思い出した。少し前に、学校の取り組みとして、保護者や生徒たちにアンケートを書いてもらった。そのアンケートで、ある保護者がこんな感じのことを書いていたのだ。

以前、物理の授業を見学させていただきました。パワーポイントを使って図表などをスクリーンに映し、とてもわかりやすい授業をされていて、好印象でした。しかし、中間テストの結果を見て、あまりの平均点の低さに驚きました。

 私はこのアンケートを思い出して、「あぁ・・・あの物理の授業っていうのがコレか・・・」とつながった。

 いろいろな解釈ができるだろうが、私はこの物理のテストがICT教育の「落とし穴」をよく表していると思う。図表やイラストを提示して授業をすれば、たしかにわかりやすくなるし、授業は楽しくなる。変な爆弾の落とし方をするが、私はこの数年で、勤務校のほぼ全員の先生の悪評を聞いてきた。生徒から評判の悪い先生もいれば、先生方から評判の悪い先生もいる。だが、上記の物理の先生の悪評は、今まで聞いたことがない。おそらく、その先生は「いい感じ」の人で、「いい感じ」の授業をされているのだろう。

 完全に私見だが、まっとうな先生がICT機器を使って授業をすれば、たいてい「いい感じ」の授業になる。でも、「いい感じ」の授業が、テストで好成績を生むとはかぎらないのだ。結局、「生徒が自分で頭をひねって考える時間」が大切なのだろうと思う。

 ちなみに・・・別の勤務校では、全生徒にiPadを持たせているし、ほぼ全員の先生がICT機器を駆使して授業をしている。でも、生徒たちはiPadの使い方がじょうずになるばかりで、学力・能力が磨かれている感じはまったく受けない。

 授業だけ「いい感じ」になっても、あまり意味がない。結局、ひたすら計算のドリルをさせるとか、ひたすら漢字を書かせて体に覚えさせるとか、そういうのがもっとも力をつける早道なんじゃないかと思う今日この頃である。

                       < 完 >

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