いい夢みてる?

夢日記を公開したり、仕事のことを書いたり、思いつくまま気のむくまま

雑記 ~ テスト期間事件簿10 "退職させてあげてよ事件" ~

  テスト期間が終わっても、なお紹介し続けてきたテスト期間事件簿・・・いよいよ、これがラストである。そして、今回のテスト期間中に起こったトラブルのうち、私がある意味でもっとも迷惑をこうむったのが、この話だ。

 テスト期間中に、非常勤講師であるS先生の退職が正式決定した。S先生は、前から辞めたい旨を管理職に伝えていたそうなのだが、「もう少し考えてみてくれないか」というようなことを言われていたのだという。このS先生は、非常勤講師であるにもかかわらず、学校の広報活動に多大な貢献をしてきた人なのだ。冗談ぬきで、広報部長の先生よりも貢献していると思う。しかも、その大部分がボランティア。にもかかわらず、管理職らはS先生の努力をあまり認めてこなかったし、協力もしてこなかった。それどころか、一部の先生が、S先生の活動に対して不条理な批判をしてきたことが何度もあったそうである。

 そういうわけで、S先生は少し前から精神的に疲れており、「もう学校の体制に愛想が尽きて、どうでもよくなってきた」というような意味のことをしばしば言っていた。そして、いよいよ辞めたい旨を管理職に告げたところ・・・学校の広報を支えてきた人に辞められたら学校が傾くとでも思ったのか、管理職は「もう少し考えてみてくれないか」というようなことをS先生に言ったらしい。で、先ほども書いたように、今回のテスト期間中に、ようやく退職することを受け入れてもらえたらしいのだが・・・それに関連するさまざまなトラブルがあったのだ。

 まず、管理職はどうしてもS先生に辞めてもらいたくなかったのか、S先生にカウンセリングを受けさせたのである。人づたいに聞いたところでは、「S先生が精神的におかしくなってるみたいだから、カウンセリングを受けさせた直後に改めて面談しよう」と管理職は考えたらしい。これ、私から言わせれば、とんでもない失策だ。だって、S先生は管理職らの姿勢に不満をもっているのに・・・管理職の指示でカウンセリングなんか受けさせられたら、よけいに不満は大きくなるだろう。幸い、カウンセリングの先生はしっかりした人なので、S先生の話をきちんと聞いてくれたらしい。そして、カウンセリングの先生は、管理職に「S先生の心の問題ではありません。学校の問題です」と真っ向から指摘してくれたそうだ。

 いずれにせよ、その「S先生がカウンセリングを受けさせられた」という件で、S先生のことをよく知る我々は「管理職、バカなんじゃないの!?」と悪い意味で大盛り上がりだった。前に別の記事で書いたが、私は7つの科目を担当しているので、テストを7つ作成しなければならない。とにかく、時間がほしいのだ。だから、こういった話で大盛り上がりになると、テストを作成する時間がどんどん減ってしまう

 次に、その先生の退職が決まったので、急遽、お餞別を用意しなければならなくなったというのも問題だった。なにしろ、退職者へのお餞別を用意するのは、私の担当だったので・・・私は貴重な休日を使って、お餞別を買いに行った。そのため、ますますテストを作成する時間が減ってしまったのである。

 もうひとつは・・・S先生と古くから付き合いのあるM先生が、「S先生が辞めたら、残された自分に負担が一気にのしかかってくるから、迷惑だ」とか何とか言い出して、まぁまぁの勢いで怒りだしたことだ。私はテスト作成で忙しいのに、M先生のグチにも耳を傾けねばならず、またしても貴重な時間を割いてしまった。加えて、ちょっとした誤解からM先生がまったく別のA先生に八つ当たりのようなことまでし始めたせいで、今度はA先生が精神的に疲れてしまって、A先生の話も聞いてあげねばならなくなってしまった。極めつきは、怒ったM先生が、S先生のご両親が経営している飲食店へ食事をしに行き、そのついでにご両親にまで文句をたれる・・・という事件まで起こった。その話をS先生から聞いて、またしても我々は悪い意味で大盛り上がりだった。

 これらのトラブルによって、私は時間を失いすぎた。正直、教員人生で初めて、テストの作成が間に合わないんじゃないかと思って、ヒヤヒヤした。幸い、ギリギリでテストの作成は間に合ったが・・・必要以上にパソコン画面に向かって長時間集中して、キーボードをフルスピードで叩きまくったせいか、目と指の調子が明らかにおかしくなってしまった。

 ちなみに、正式に退職することが決まってから、S先生か明らかに元気になり、声に力も出てきていた。退職を管理職が早く認めてあげていれば、S先生は何か月も苦しまずにすんだろうに。とりわけ、今回のように、人望のない人間から「考え直してほしい」とか「辞められたら困る」とか言われてダラダラ粘られると、怒りの感情もわいてきて、つらさが増す。そういうわけなので、いつかは私も退職する日がくるのだろうが・・・そのときは、人望のある人だけから、残るよう説得されたいものである。そうありたいが・・・そもそも、私に人望がないので、誰からも説得されない可能性が大である。まぁ、それはそれで、気楽でいいか・・・!

                       < 完 >

↓ ↓ ↓ kindle unlimitedをご利用の方、よろしければどうぞ!

超個人的 世界史雑談集: ある意味で珍しい話、集めました