いい夢みてる?

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雑記 ~ 運営がうまくいっていない学校 ~

 半月ほど前だったろうか。私が勤務校に出勤してみると、机上に封筒が置かれていた。開けてみると、「謝恩会の案内状」が入っていた。2月末に高3の卒業式があるのだが、卒業式のあとで、飲食なしの謝恩会を短時間でおこなうらしい。その案内状だ。残念ながら、私はその日、他校で授業があるので出席できない。申しわけないと思いながらも、私は欠席の旨を案内状に書き、事務室に提出した。

 提出から約1週間後、私が出勤してみると、1枚のプリントが机上に置かれていた。見てみると、「卒業式の出欠確認」の用紙だった。今度は、謝恩会ではなく、卒業式のほうだ。私は「この前、似たような感じで書いたぞ? また書くんか・・・めんどうやな・・・」と思った。だが、よく見てみると、「出席者だけ、副校長に用紙を提出してください」というようなことが書かれていた。そのため、私は用紙を提出せず、机に入れておいた。

 そして、昨日・・・事務員さんが机上にプリントを置いていった。何のプリントかというと・・・「卒業式の出欠確認」だ。あれ!? 似たような紙、1週間ほど前に見たぞ!? でも、プリントの様式はまったく違う。そして、前回は「副校長に提出」だが、今回は「事務室に提出」だ。さらに、前回は出席者だけが用紙を提出する形だったが、今回は出席者も欠席者も提出する形だ。

 私はすぐさま、もらった用紙に記入した。そして、1週間前に机の中にしまった用紙を取り出して、2枚を手にして事務室に突撃した。私は事務室のドアをノックして、「失礼します」と言いながら、事務室に入室した。事務室には3人の事務員さんがいたが、誰ひとり、事務室のカウンターに立っている私の方に目もくれない。とりあえず、感じが悪い。

 私は、「卒業式の出欠確認の用紙、出しにきました」と告げた。事務員さんのひとりが、私の方に目もくれず、「そこに置いといてください」と言った。感じが悪い。

 イラっとしつつも、私は先ほどもらった用紙と1週間前にもらった用紙をチラつかせ、「これ、別モノってことでいいんですよね!?」と口にした。ようやく事務員さんはこちらを見て、「何ですか、それ?」と言った。事務員さんは、2枚の用紙を見比べて、明らかに困惑していた。しばらくして、事務員さんは、「学校運営がうまくいっていない証拠ですね」と口にし、続けてこう言った。

「さっき配布したほうの紙、破棄してください。」

 私は、その決断のスピードに驚いて、「いいんですか?」と返した。すると、事務員さんは言った。

「破棄してください。副校長のほうが、序列が上なんで。」

 1週間前にもらった用紙は、提出先が「副校長」だったことから、副校長が作成したものだと考えられる。したがって、そっちの用紙の方が優先される・・・ということらしい。しかし、事務室内の会話だけで「破棄」の決断をすることに、私は大きな違和感をおぼえた。そのため、私はもう一度「本当に、いいんですか?」と念押しをした。事務員さんは言った。

「破棄してください。さっき私が講師室の机上に置いていったぶんも、ぜんぶ破棄しておいてもらえますか。」

 さっそく、私は講師室に戻り、講師の先生に状況を説明して、用紙を破棄するように伝えた。その直後、講師室の内線電話が鳴った。受話器をとったところ、電話の主は、さっきの事務員さんだった。事務員さんは言った。

「破棄の件はナシで!! さっきの用紙、生きてます!!」

 詳細はわからないが、おそらく副校長にきちんと連絡をとって確認したところ、破棄の件はナシになったのだろう。電話を切ってから、私は再び「破棄の件はナシで!!」と講師室の先生方に伝えた。その場の全員が、学校運営がうまくいっていないことを悟った。

 というわけで、卒業式・謝恩会の両方に出席する先生は・・・謝恩会に出席する旨の用紙を事務室に出し、卒業式に出席する旨の用紙を副校長に出したうえ、卒業式に出席する旨の用紙を事務室に出すわけだ。

 普通の学校なら、用紙1枚ですむ話である。紙も、時間も、労力もムダである。前から思っていたが、実に意味不明な学校だ。いつか退職する日がきたら、この学校のことだけを題材にした本でも書こうかな? 文庫本1冊くらいの本ができそうだ。いや、それこそ紙のムダか・・・。

                        < 完 >

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