「チームを組んで指定されたコースを進んでいき、早さを競う」というゲームに、私は社会科チームとして参加していた。
しかし、ゲートボールのボールを蹴りながら進んでいくコーナーで、社会科チームは大苦戦して、とても優勝は狙えない状態になってしまった。この状況において、私はヤケっパチで、すさまじい勢いでボールを蹴とばした。すると、私が蹴ったボールは、他のチームのボールをバッチバチと弾き飛ばしながらコースアウトして、コースの真横にあったF先生の自宅の敷地に飛び込んでいった。
そのボールは、F先生の家族と思われる男性が拾ってくれた。その男性からボールを受け取りながら、私は「いや~、すみません。『何こんなモノを飛び込ませとるんだ!!』って感じですよね」などと、平謝りした。
< 完 >
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