私は、自分の家族の個人情報などを題材とした問題を作成した。その問題は、定期テストのような雰囲気でつくられており、問題用紙にはデカデカと「定期テスト」と明記してあった。ただ、「定期テスト」と明記してあるとはいえ、内容があまりにもヒドいものであるため、誰しもが偽物の定期テストだと判別できると思われた。
しかし、問題を見た父が、実際にこのような定期テストを作って生徒に解かせたのだとカン違いして、真顔で私に説教してきた。私は偽物の定期テストであることを説明し、父は納得していたようであった。しかし、私は、本物の定期テストだとカン違いした父の想像以上の頭のカタさと判断力のなさに、ドン引きした。
< 完 >
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