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雑記 ~ 共通テスト、やっぱりムズい ~

 この1年ほど、同僚の先生との会話の中で、私はたまにこんなことを口にしてきた。

「センターの問題は酒飲みながらでも解けるけど、共通テストの問題は酒飲みながら解ける気がせぇへん。」

 ここ数年、センター試験の日に、私は家で日本酒か焼酎を飲みながら、予備校のサイトにアップされている世界史の問題を解くのが恒例になっていた。酒を飲んでいるわけなので集中力は欠けているのだが、ほとんどの問題は一瞬で解けた。まぁ、世界史を専門としている教員だから、当然といえば当然だ。

 しかし、共通テストになって問題傾向が明らかに変わるのがわかっていたので、今年は酒を飲まずに共通テストの世界史の問題を解いてみた。予想どおり、難しかった。より正確にいえば、めんどくさかった。解いている途中、あまりに問題文の量が多すぎて、世界史の問題を解いているのか、国語の問題を解いているのか、何度もわからなくなった。結局、例年であれば酒を飲みながら約10分で解けるのに、今年は酒を飲んでいないにもかかわらず約30分かかってしまった。

 いちおう、私はそれなりに長く教員をしていることもあり、全問正解できた。でも、受験生の多くは予想以上の大苦戦をしたのではないだろうか。言うまでもないことかもしれないが・・・世界史は、用語の暗記は当然のこと、「タテ」の流れ「ヨコ」のつながり地理的な理解など、意識して学習すべきことが山ほどある。それに加えて、共通テストでは国語力が要求されるようになったのだ。おまけに、数学で鍛えられるような論理的な思考力判断力も必要ときている。

 よく言われることだが、最近の生徒たちを見ていると、国語力が足りてないなぁと思うことが多い。そして、論理的な思考力や判断力も、非常にあやしい。たぶん、そういう生徒たちにとっては、共通テストの世界史の問題は地獄だろう。

 この感じだと、「できた生徒」と「できなかった生徒」の差がハッキリと出たのではないかと思う。言いかえれば、「努力してきた生徒」と「中途半端に勉強をしてきた生徒」の差が極めて明確になったということだ。そういう意味では、共通テストは立派に「選別」の役割を果たしている。共通テストは「良問」であるという解釈もできるだろう。

 考え方はさまざまあるだろうが・・・「手を抜かずに勉強すれば報われる」という点は変わらないと思うし、私は基本的に、共通テストの問題には納得である。ただ、少しだけ文句がある。問題の難易度がこれだけ上がっているのに、制限時間が変わっていないという点だ。そして、それに関係することだが、「問題文の日本語がおかしいんじゃないか?」と思う箇所が2~3か所ほどあったという点だ。単に難解な表現を使っているだけならともかく、問題文の助詞の使い方がおかしいせいで、判断に迷うような部分があった。問題を作成する方には、せめて「自然な日本語」や「誤解が生じない日本語」を使っていただきたいものである。ただでさえ受験生は解く時間が足りないのだから、しょ~もないことで彼らを悩ませてはいけない。受験生も、問題作成者も、真剣勝負である。

                        < 完 >

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