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雑記 ~ 「今の子」をとるか、「次の子」をとるか ~

 私は今、A校とB校の非常勤講師をかけもちしている。先日、A校が「年明けからオンライン授業に切り替える」と発表した。理由は、「(A校の)入試をより確実に実施するため」である。もし、入試の直前に校内で新型コロナ感染者が出た場合、ヘタをすれば入試が実施できなくなる可能性もある。そのため、入試まではオンライン授業をおこない、入試が終わったら対面授業に戻すということになったのだ。

 今日、そんなA校の動きについて、B校のベテランの先生に話した。すると、その先生は、やんわりとこう言った。

 「ということは、『今の子』よりも『次の子』を選んだワケやな。」

 それを聞いて、興味深い考え方だと思った。オンライン授業にすれば、ほぼまちがいなく、授業の質は落ちる。つまり、A校は、在籍している生徒たちの授業の質を落としてでも、次年度の入学者を確保に努める・・・という選択をしたわけだ。

 ただ、もちろん、A校にも事情がある。A校は私立の学校なのだが、私立の学校は生徒数が減れば、閉校に追い込まれてしまう可能性もある。もし、閉校に追い込まれてしまえば、在籍している生徒たちは母校を失うことになる。それは、単純にかわいそうだ。となると、やはり次年度の入学者の確保は大切である。『次の子』を大切にすることが、『今の子』を大切にすることにもなるのだ。

 いずれにせよ、在籍している生徒たちや保護者の方々に「オンライン授業なんか始めて、『今の子』を大切にしてない!」と思われるのはマズい。われわれ教員ができることは、対面授業とほとんど同じ質のオンライン授業をおこなうことである。残念ながら、4月・5月のオンライン授業では、教員間の連携不足もあって機材の取り扱いがうまくいかず、せっかく丁寧に授業の準備をしたのに台なしになってしまった先生が何人もいた。今回は、そういうことがあってはならない。『今の子』を大切にしたオンライン授業のため、最善を尽くしたいと思う次第である。

                        < 完 >

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