「リュックを背負ったまま、仰向けに寝っ転がって道路を滑走する」という技術を身につけた。リュックに体をあずけた状態でスピーディーに滑走する形なので、足を動かさなくても進めることから体力の消耗も少ないため、私はその技術を使って駅に向かった。
しかし、駅に着いたころには、リュックの穴という穴、ポケットというポケットに、落ち葉や路上に落ちていたゴミ・ビニール袋・ペットボトルなどがパンパンに入っていた。改札の近くで、それらをひとつずつ処理していったが、まったく取り出しきれない。
結局、そのまま電車に乗り、N駅で下車したのち、駅のホームでリュックに詰まったモノを処理し続けながら起床。
< 完 >
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