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雑記 ~ またか! 成績処理のトラブル ~

 先日、勤務校で「定期考査を欠席した生徒の『見込み点』を出す方法」についてのトラブルがあったことを記した。実は、その学校だけでなく、もうひとつの勤務校でも、見込み点の出し方に関するトラブルがあったのだ。

 昨日、私が出勤すると、机に付箋が貼ってあった。その付箋は、ある学年の担任の先生が貼ったものであった。そして、付箋には、今回の見込み点の算出方法について書かれていた。それを見て、私はすぐに「あぁ・・・コロナ関連か・・・」と悟った

 どういうことかというと・・・「家で朝の検温をおこなった際に熱があった生徒は、学校を休むように」と学校がすすめているのだ。だから、定期考査の日に大事をとって学校を休んだ、という生徒がいる。学校が休むようにすすめているのだから、その生徒に低い見込み点をつけるわけにはいかない。そこで、通常とは異なる計算式で、見込み点を計算することになったのである。

 私は、付箋に書いてあった計算式で、生徒たちの見込み点を計算し始めた。しばらくして、私はふと気がついた。今回、私は3つの学年の、約10名の生徒の見込み点を計算しなければならなかった。しかし、その中には、「コロナ関連」以外の理由で定期考査を休んだ生徒もいるんじゃないのか・・・と。私は、隣の席の専任の先生に、そのことについて尋ねてみた。すると、返ってきた答えはこうだ。

 「『コロナ関連』以外で休んでいる生徒の見込み点の出し方は、いつもと同じです。」

 ということは・・・だれが「コロナ関連」の欠席で、だれが「コロナ関連」の欠席ではないのかを、確認しなくてはいけないではないか! 私は出勤日の関係で、その日のうちに成績処理を完了させなければならなかった。ミスをして、ムダな時間を使うわけにはいかないのだ。私はすぐさま、その先生にこう尋ねた。

 「『コロナ関連』で休んだ生徒のリストとか、どこかにあるんですか?」

 すると、今度は、こんな答えが返ってきた。

 「ないなぁ。各学年の担任に聞いて回るしかないね。」

 めんどくさい!! めんどくさすぎる!! でも、リストがない以上、しかたがない。私は担当している各学年の担任に聞いてまわった。担任がずっと席を外していて、確認に2~3時間を要した学年もあった。思いのほか時間はかかったものの、私は、各生徒の欠席の理由を確認し終えた。

 こうして、特別な計算式を適用する生徒と、通常の計算式を適用する生徒がわかった。私は次々と見込み点を計算して、成績をつけていった。私は順調に成績処理をすすめていったが、ある先生が非常に困っていた。その先生は、こんな感じのことを言っていたのだ。

 「今回の計算式で計算したら、見込み点が120点になる生徒が出てきたんですよ・・・。」

 どうやら、「『コロナ関連』で休んだ生徒が不利にならないように」ということで高い見込み点がでるような計算式にしたところ、一部の生徒の見込み点が満点を超えることになってしまったらしい。その先生はすぐ教務部長にどうすべきか尋ねたらしいが、「ちょっと待ってほしい」と言われたまま、話が止まっているらしい。その先生もきっと忙しいだろうに、何という災難だろうか。

 その先生には申しわけないが、私は自分のことでいっぱいっぱいだった。私はひたすら成績処理を続け、午後17時30分ごろに、すべての学年の成績伝票を完成させた。あとは、その成績伝票を担任の先生に渡すだけである。私は達成感に満たされつつ、担任の先生に成績伝票を渡していった。

 しかし、ある学年の担任の先生に成績伝票を渡したとき、思いがけない小さなトラブルが起こった。その先生から、「見込み点は『カッコつき』で書いてください」と言われたのだ。たとえば、見込み点が50点の場合、私は「見込50」とエンピツで記入していた。でも、その先生が言うには、「(50)」と記入するのだという。私は、首をひねった。というのも、私は10年ほど勤務しており、着任の年からずっと同じ書き方をしてきたのだが、今まで誰からも指摘を受けなかったからだ。今までに誰からも指摘を受けなかったということは・・・「別にどう書いてもいい」ということじゃないのか!?

 何とも妙な気持ちになったが、ここで反抗しても、退勤時間が遅くなるだけだ。私は成績伝票を回収して、言われたとおりの書き方に直した。そして、改めてその先生のところに成績伝票を持っていくと・・・今度は、こんなことを言われた。

 「見込み点は、エンピツじゃなくて、ポールペンで書いてもらえますか?」

 私は、またしてもことばを失った。なぜなら・・・上記のように、私はこの学校に10年ほど勤務しているのだが、着任1年めに「見込み点はエンピツで書いてください」と上司に言われたからだ。だから、この10年ほど、ずっとエンピツで書いてきた。コピペしよう。今までに誰からも指摘を受けなかったということは・・・「別にどう書いてもいい」ということじゃないのか!?

 さらにコピペしよう。何とも妙な気持ちになったが、ここで反抗しても、退勤時間が遅くなるだけだ。私は成績伝票を回収して、言われたとおりの書き方に直した。

 2度にわたって指摘を受け、書き直したわけだが・・・私は、何とも悲しい気持ちになった。私が何度も書き直させられている場面を見ていた若手の先生らは、どう思っただろう? 「あの人、10年くらい勤めてるのに、まだ書き方をわかってないんや・・・無能やな」とか思ったんじゃなかろうか。恥ずかしいかぎりだ。

 少し話がそれたが、私は再び成績伝票を書き直して、担任の先生に渡そうとした。しかし、私は小さく溜息をついた。その先生が、他の先生に話しかけられて、お話し中だったからである。しかも、話し相手の先生は、話が長いことで有名な先生だ。私は、遠くから彼らのようすを眺めていたが、案の定、なかなか話が終わらない。退屈なので、私は不要なプリント類の整理を始めた。

 そして、15分ほど待って、ふと顔を上げてみると・・・長話は終わっていたが、担任の先生は席を外してしまっていたのだ。私は再び溜息をつき、プリント類の整理を続けた。結局、2回めの書き直しをしてから30分ほど経って、ようやく成績伝票を担任の先生に受け取ってもらうことができた。

 これで、退勤することができる。でも、ひとつの不安が心をよぎった。別の先生に提出した成績伝票には、今までどおりエンピツで「見込50」のような書き方で書いていたからだ。その伝票も、回収して直すべきなんだろうか。2~3分ほど悩んで、私は決めた。

 「帰ろ。」

 あれから丸1日が経過したが、まだ「見込み点の書き方が違う」という連絡はきていない

 やっぱり、書き方なんて、どうでもよかったんちゃうの!? みんな! ムダを省いて、早く帰ろうぜ!!!

                        < 完 >

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