今日、私は燃えていた。私は本年度、2校で計7種類の授業を担当している。だから、定期考査を毎回7つ作成しなければならない。2学期の期末考査が直前にせまり、私はテストを作成する気力に満ちあふれていたのだ。学校でテスト作成に集中するため、私は日曜にゆっくりと休んで、気力を蓄えていた。
放課後、エンジン全開で私は問題を作成した。午後6時すぎ、私はまだまだ気力に満ち溢れており、予定では午後8時くらいまで猛烈な勢いで問題を作成する予定だった。しかし、教頭の突然のひとことに、私は絶句した。
「6時半に、職員室、閉めますので。」
ありえない! 私は2校に勤務しているので、出勤できる日時が限られているのだ。出勤できる日に、可能なかぎり仕事をしたいのである。教頭は、続けて言った。
「先生方、いつも遅くまで仕事してくださってるから、たまには早く帰ってもらわないとね。」
いやいやいや!!! もっとも忙しい定期考査の時期に、職員室を早く閉めてどうするんだ!! 逆!!! 逆!!! この時期こそ、遅い時間まで開けておいてくれ!!
とにかく、もうすぐ職員室を閉めるということなので、仕事をお持ち帰りすることが確定した。私は肩を落とした。そして、続けて教頭が私に言ったことばに、私はさらに呆然とした。
「先生は、次に出勤するのは木曜日ですよね? その日は、5時半に職員室を閉めますので。」
ありえないにも程がある。これでは、学校でまともにテストが作成できない。こんなことなら、日曜にゆっくりするんじゃなかった。
職員室が早く閉まるので、テスト作成は家でしなければならないだろう。もしかしたら、今週は2回くらい徹夜するハメになるかもしれない。そもそも、こんなことを、今こうして書いている場合なんだろうか・・・。
< 完 >