変な映画監督が、ぬいぐるみでスタントシーンを撮っていた。初め、彼は国内で簡単なスタントシーンを撮って、大成功した。次に、もっと過激なものを撮るため、国外でスタントシーンを撮影することになった。
監督はタイかどこかに出向いていき、大きな煙突がついた牢の中に、ヒモでつながれた3体のぬいぐるみを放り込んだ。そのあと、3体のぬいぐるみは火に包まれながら、牢の中をいったりきたりした。3体のうち2体は私が大切にしているぬいぐるみだったこともあり、私と周囲の人々は、ぬいぐるみが焼失するのではないかとオロオロした。
< 完 >